DC10 Inoda+Sveje

ミラノ在住の日本人女性とデンマーク人男性のデザインデュオ、イノダ＋スバイエのデザインによるDC10、前作DC09より、さらに高度な製造工程を経て作られている。
デザイナー自身も自らのマスターピースと呼ぶこの椅子は、高度な技術力を誇る宮崎椅子製作所だからこそ、量産する事が可能な貴重な椅子。
薄く、細く削り出した木のパーツを精密に組み立て、座にはネットを張って軽量に仕上げている。 すべての接合部に連続性を持たせ、表と裏の二つだけの面で構成されたアームチェア。 ゆったりとしたサイズ、木部の当りも優しく、張りのあるメッシュの座面と相まって快適な座り心地を産み出している。
デザイナーのコメント　私たちはDC09から有機的な表情を作ることにとても力を入れてきました。今回のDC10は、この研究と追求のストーリーの続きであり、木工のハンディクラフトの限界に、私達が知りえる現代デザインや製造工程の融合を試み、人間工学と構造をも兼ね備えた更なる挑戦を施したものになります。
DC10は、とてもシンプルで、何の装飾もありませんが、実はとても精巧複雑なのです。 たった2つの表面から形作られ、全ての接続部分が一体化しており、それは、やがて座っている人を抱きかかえる内側とそれ以外の部分の外側、2枚の表面がシャープなエッジで出くわす作りになっています。この2つの表面からなる、木工の椅子は非常に少ないと考えられ、新しい試みと言えるものになっています。
この椅子は、イノスバの現在最高峰。これ以上のマスターピースが一生のうちにできるかわかりません。私達も、3台持ってます。(Inoda+Sveje)
画像の組合せは樹種はウォールナット、座面はベージュメッシュ、189,200円(税込)の組合せとなります。
宮崎椅子製作所の椅子はお客様のオーダー毎に一点一点お仕立てするように、手間をかけて作られております。お届けまで、概ね3ヶ月程かかりますので、ご承知の上、ご注文下さい。